沢村栄治賞(さわむらえいじしょう)は、日本プロ野球における特別賞の一つ。通称「沢村賞」。 1947年、読売新聞社が戦前のプロ野球黎明期において豪速球投手として名を馳せた沢村栄治の栄誉と功績を称えて制定。 初の受賞者は別所昭(当時南海)。1950年からはセ・リーグの中からその年に活躍した完投型先発投手 31キロバイト (1,729 語) - 2019年10月21日 (月) 14:03 |
日本の枠を越えて海外でも話題になっているようです。
まぁリリーフの重要性が上がっているので、先発投手だけの賞が、投手最高の賞になっていること自体が、そろそろ時代に合わないのかもしれませんね。
野球の道は虹色に輝く
管理人:kanpabelle
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日本野球機構(NPB)は21日、2019年の「沢村賞」は「該当者なし」になったと発表した。元ソフトバンクでテレビ局「FOXスポーツ・サウスウエスト」の解説を務めるCJ・ニコースキー氏は、自身のツイッターで選考基準に疑問を呈している。
二コースキー氏は「今年、沢村賞(日本版サイ・ヤング賞)の受賞者はなし。理由は選考基準を満たした投手が誰もいないからだ」と投稿。「25先発登板、15勝、10完投、勝率.600、200投球回、防御率2.50、奪三振150」と選考基準となる7項目を挙げ、「MLBの投手で最後に上記全てをクリアしたのは、1999年のランディ・ジョンソンだ」とMLBの投手の成績と比較した。
最後には「10完投!?!?」と選考基準で満たすのが最も難しくなっている完投数に驚きの声を上げている。基準4項目を満たした巨人の山口俊投手は0完投、日本ハムの有原航平投手は1完投と完投項目には遠く及ばなかった。MLBでも2011年シールズの11完投以来、2桁完投はなく、今季もビーバーとジオリトの3完投が最多。投手の分業化が進んでいることがわかる。
1947年に制定された沢村賞が「該当者なし」となるのは19年ぶり5回目。メジャーにも、その年に最も活躍した投手が両リーグから1人ずつ選出されるサイ・ヤング賞があるが、1956年に制定されてから受賞者なしとなったことは1度もない。
シーズンで最高の「先発完投型」投手を表彰する「沢村賞」が、19年ぶりに「該当者なし」となった。
9回を締めるストッパーに加え、近年は7、8回を担うセットアッパーの役割も重視されるようになり、もはや絶滅寸前ともいえる先発完投型。
メジャーで先発投手の“合格ライン”とされる「クオリティ・スタート(QS)」(6回以上自責点3以内)は、日本でも普通に使われるようになってきた。
今季、沢村賞の選考基準7項目の中で1人も到達者がいなかったのは「投球回200以上」と「完投10試合以上」の2つ。そもそも規定投球回
(143回)に到達した投手がセ・パ合わせて15人で、うち4人はシーズン最後の登板で何とかクリアしている。完投は大瀬良(広島)の6試合が最多で、
次が今永(DeNA)と菅野(巨人)の3試合。パは千賀(ソフトバンク)ら4人が2試合で“最多”という有りさまだ。
先発投手の役割自体が変わりつつある中で、同委員長は「QSなどを考慮しなきゃいけないというのはある」としている。一方で私見として、
「完投数や投球回が減ったのは、米国のシステムをそのまま日本に持ってきているのが原因」とも指摘した。
「あちらは(レギュラーシーズンの)162試合を、日本より遅く始めて早く終わっている。それだけ連戦が多い。だから先発は100球で
中4日じゃないと回らない。日本は100球で1週間空く。それはおかしいんじゃないかと私は感じている。米国(100球で中4日)は
合理的なシステムだが、それをはき違えて導入していることに抵抗を持っている」と、中6日が基本となっている現在の日本球界の“過保護”ぶりに
苦言を呈した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191021-00000153-sph-base