MLBで活躍したあの選手も?!日本球界に参戦した大物外国人選手5選

2023年のNPBシーズン開幕直前にビッグニュースが飛び込んできました。2020年にサイ・ヤング賞に輝いたトレバー・バウワー投手が横浜DeNAベイスターズに加入することが発表され、超大物MLBプレーヤーがNPBでプレーすることとなりました。

これほどまでに大物選手がNPBに移籍してくることは異例と言えますが、過去にはそういったことはなかったのでしょうか。

そこで今回は過去に日本球界に参戦した大物外国人選手5名についてまとめていきます。

日本球界に参戦した大物外国人選手5名

ボブ・ホーナー(ヤクルト)

MLB通算 1047安打、218本塁打、685打点

1986年のオフにFAとなり翌シーズン開幕後の4月13日にヤクルトと契約。新人王を獲得した経験を持ち、MLBの現役プレーヤーがNPB入りするのは初めてだったため、日本ではホーナー旋風を巻き起こしました。

1年のみの在籍で、規定打席にも到達していませんが、93試合で打率.327、31本塁打、73打点を記録しました。1988年からはMLBに舞台を移しましたが、思うような活躍ができず、1989年に現役を引退しました。

アンドリュー・ジョーンズ(楽天)

MLB通算 1933安打、434本塁打、1289打点

2012年オフにFAとなり楽天と契約。10年連続ゴールドグラブ賞、2005年には本塁打、打点の2冠王に輝いた正真正銘のMLBスター選手は移籍1年目の2013年に球団史上初のリーグ制覇、日本一に貢献しました。主に4番に座り在籍2年間で281試合、打率.232、50本塁打、165打点をマークした。

スター選手でありながら偉ぶる様子もなく、NPB、MLBの多くのファンに愛された選手です。

ブラッド・ペニー(ソフトバンク)

MLB通算 121勝101敗、防御率4.29

ドジャース時代の2006年に最多勝に輝くなど、通算119勝の実績で2012年にソフトバンクへ鳴り物入りで加入しました。しかし、初登板となった楽天戦でKOされると右肩の痛みを訴え登録抹消され、そのまま退団してしまいます。その後、わずか10日後にMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツと契約したことでも話題となりました。

フリオ・フランコ(ロッテ)

MLB通算 2586安打、173本塁打、1194打点

1988年から1991年にかけてシルバースラッガー賞を受賞、1991年には打率.341で首位打者を獲得した経験のある大物内野手は、1995年にMLBストライキの影響とボビー・バレンタイン監督の誘いを受け千葉ロッテに入団しました。移籍1年目は127試合に出場し打率.306、10本塁打、58打点、一塁手でゴールデングラブ賞を獲得する活躍を見せました。選手側からの熱い要望により2度目の来日となった1998年はキャプテンとして131試合に出場し打率.290、18本塁打、77打点とベストナインに選出される活躍をしました。ただ、チームはプロ野球史上最長の18連敗を喫し最下位に終わったため、責任をとって退団することとなりました。

その後もMLBや日本の独立リーグなどでプレーし、2015年には石川ミリオンスターズで選手兼監督としてプレーし、そのまま現役引退しました。

トニー・フェルナンデス(西武)

MLB通算 2276安打、94本塁打、844打点

メジャーで4年連続ゴールデングラブ賞、2000本を超える安打数を記録した助っ人外国人は1999年オフにFAとなり西武に移籍してきました。わずか1年の在籍でしたが、チーム内でも人望が厚く、2000年は103試合に出場し打率.327、11本塁打、74打点をマークする活躍を見せました。退団後はブルワーズ、ブルージェイズでプレーし2001年に現役引退を表明しました。2008年に母国カナダの野球殿堂入りを果たしましたが、2020年2月に腎臓の合併症と脳卒中で亡くなりました。

最後に

非常に素晴らしいメジャー成績を引っ提げてNPB入りした選手のなかにはその力を発揮し切ることなくNPBから去っている選手もいます。

今回ご紹介した選手の中でも力を十分に発揮できた選手とそうでない選手がさまざまでしたが、その中でも多くのレガシーを残して行ってくれているケースが少なくないようです。

WBCで世界一になったとは言え、やはりプロ野球リーグの力は圧倒的にMLBの方が高いので、現役バリバリのスター選手が来日する、ということはあまりありませんが、そのような機会があっとさはその選手たちが成績だけでなくレガシーなど、何かを残していってくれるのか、楽しみにしましょう!

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